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「ふくしま文化復興事業」を支援 東京富士美術館所蔵「洋画の巨匠たち」展

ルノワール作「赤い服の女」(1892年頃) 作品は東京富士美術館蔵

9月29日から 福島民報社が主催
福島県文化センターで開幕


ミレー、マネ、ルノワール、ゴッホ 油彩画・版画など名作100点

 「ふくしま文化復興元年 愛、命、絆…洋画の巨匠たち~東京富士美術館名作100選~」展が今月29日、福島市の福島県文化センターで開幕する。

 東日本大震災からの「ふくしま文化復興事業」の一環で、地元の福島民報社が創刊120周年を記念して主催し、東京富士美術館が企画する。

 大震災から1年半。本展は、心の復興を進める文化行事として実施。なかでも、未来を担う子どもたちの豊かな情操と創造力を育む機会になればとの願いが込められている。

 同美術館創立者の池田名誉会長は、不屈の歩みを一歩また一歩と続ける福島への思いを、こう綴っている。

 「『うつくしま』には、いかなる困難にも屈せず、理想の天地を共に築きゆこうとする、強靱にして麗しき人間の絆があります。ゆえに“福島は宝の山よ、宝の天地よ”と世界中から仰がれる日が必ずやってきます」(「福島民報」2月23日付)

 展示では、東京富士美術館が誇る3万点の所蔵品から厳選された名品100点を公開。18世紀から20世紀に活躍したブーシェ、ミレー、マネ、モネ、ルノワール、ゴッホなど西洋画の巨匠の作品を紹介する。

 また、日本初の本格的な西洋解剖学書の翻訳書『解体新書』も特別公開される。

 【展覧会案内】

 ▽会場=福島県文化センター(福島市春日町5の54)

 ▽会期=9月29日(土)から11月4日(日)まで

 ▽開館時間=午前10時から午後5時(最終入場は午後4時半。また、開催初日の9月29日は正午開場)。期間中は無休

 ▽入場料=一般・大学生1000円(800円)、中学・高校生600円(500円)小学生以下は無料。※( )内は前売り

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