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米軍 最新鋭哨戒機を日本配備へ9月15日 4時49分
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アメリカ軍は、アジア太平洋地域での情報収集能力の強化に向けて、青森県の三沢基地や沖縄県の嘉手納基地で運用しているP3C哨戒機を、来年の後半にも最新鋭のP8哨戒機に変更する方針であることがNHKの取材で分かりました。
アメリカ海軍は、潜水艦や艦船の動きなどを監視するため、P3C哨戒機を40年余りにわたって運用していますが、すでに耐用年数を超えており、最新のレーダーを搭載できないなどとして、後継となるP8哨戒機の開発を進めています。
このP8哨戒機について、海軍の当局者はNHKの取材に対し、「開発は最終段階を迎えており、来年にも初期の作戦能力を獲得し、実戦配備に向けた準備が整う見通しだ」と明らかにしました。
そのうえで、青森県の三沢基地や沖縄県の嘉手納基地を拠点に運用しているP3Cの部隊を来年の後半から再来年の前半にかけて、より高度なレーダーを搭載した最新鋭のP8にかえる計画だということです。
アメリカ海軍は、海上の艦船の動きを広い範囲で監視できる最新鋭の無人偵察機「トライトン」を4年後にグアムに配備する計画です。
アメリカ海軍としては、潜水艦を監視する能力が高いP8哨戒機と無人偵察機を合わせて運用することで、海洋への進出を急速に進める中国軍の監視などアジア太平洋地域での情報収集能力を強化していく方針です。
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