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秋恒例「目黒のさんま祭」9月16日 12時34分
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恒例の「目黒のさんま祭」が、16日、東京・目黒区で開かれ、東日本大震災からの復興を進めている宮城県気仙沼市で水揚げされたサンマ5000匹がふるまわれました。
「目黒のさんま祭」は、古典落語「目黒のさんま」にちなんで、気仙沼市や目黒区の人たちが毎年、秋のこの時期に開く恒例の催しです。
会場の東京・目黒区の公園では、気仙沼で水揚げされたばかりのサンマ、5000匹が炭火焼きにしてふるまわれ、サンマを求める人で長い行列ができていました。
主催者によりますと、ことしのサンマは、北海道沖の海水温が高く水揚げ量は少な目ですが、型は大きく脂ものっているということで、サンマを受け取った人たちはさっそく秋の味覚を楽しんでいました。
48歳の女性は、「ハラワタもおいしく食べました。復興を頑張っているみなさんからいただいて感謝の気持ちでいっぱいです」と話していました。
ことしは去年、津波で加工工場が流され、中止になった「さんまのすり身汁」のコーナーも設けられ、気仙沼から来てサンマをふるまった梅津覚太郎さんは、「去年のサンマは私たちの涙でしょっぱかったかもしれませんが、ことしは復興のうれしさでとてもおいしいと思います」と話していました。
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