ソフトバンクは15日の日本ハム戦(札幌ドーム)に2—4で敗れ、痛恨の3連敗。打線はあわや2試合連続完封負けの大ブレーキ。残り16試合で首位・日本ハムとの差は4・5ゲーム。ホークスは再び“デッドライン”に足を踏み入れてしまった。
先発の陽耀勲が背信投球。2回、実弟・陽岱鋼との兄弟対決で中前打を浴びると、続く小谷野に左翼線を破られる先制適時二塁打を献上。さらに二死二、三塁からは、打席に立つ西川の頭上を越える大暴投で2点目を失った。
陽耀勲は8月17日の今季初先発(オリックス戦)で完封勝利を挙げて以降、制球の乱れはありながらも、威力のある直球と切れ味抜群のスライダーを武器に快投を続け救世主候補に急浮上。「摂津、大隣に続く先発の切り札になる」(球団関係者)とする声もあった。
しかし、この日は毎回、得点圏に走者を背負う苦しい投球内容。4回、先頭の小谷野に四球を出したところで降板を告げられ、先発5試合目にして今季最短イニングでのKOとなった。「悔しい。調子がいい悪いは関係なく、もっと頑張らないといけなかった」とうなだれた。
もっとも、投手陣はここまで十分に踏ん張ってきているだけに責められない。深刻なのは打線だ。この日の相手先発は今季3勝1敗と好相性だったウルフ。しかし、7回まで5安打。淡白な攻撃で大きなチャンスを作れず完全に攻めあぐねた。結局、9回に2点を返すのがやっと。吉川の前に0—1で敗れた前日に続き、投手を見殺しにしてしまった。
このカードまで今季は札幌ドームで6戦無敗だった。打撃陣も終盤まで粘りの攻撃を浴びせて6試合で実に28得点。
しかし、シーズン終盤にきて痛恨の連敗。残すは16試合。首位・日本ハムとの差は4・5ゲーム。2位の西武も4ゲーム差だ。
いよいよ3連覇へ後がなくなってきた秋山ホークス。振り向けば4位の楽天が3ゲーム差で迫っている。
今日16日の先発は武田。7月7日のデビュー戦で鮮烈デビューを飾った北の大地で高卒ルーキーが崖っ縁のチームを救えるか。
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