悩めるエースに盟友が強烈なゲキを飛ばした。日本代表が1―0で勝利した11日のブラジルW杯アジア最終予選イラク戦で、FW香川真司(23=マンチェスター・ユナイテッド)が腰痛で欠場。大きな波紋が広がっているが、プライベートでも親交が深いDF長友佑都(26=インテル)が注目発言。香川に厳しい現状を突きつけた。
これが欠場の代償なのか。イラク戦で存在感を示した長友は、香川がアクシデントで欠場したイラク戦を振り返り「代わりのキヨ(FW清武弘嗣=22、ニュルンベルク)も頑張っていた。これからレギュラー争いも楽しみだと思う」。10番を背負う香川が微妙な立場にあるという。
エースと呼ばれる香川も日の丸を背負う大事な戦いで結果を残せていない。6日のUAE戦は前半だけで途中交代し、復活を期したイラク戦は腰痛で欠場。今後の状態が不安視されるなか、代役のMF清武が活躍したことで、その立場は安泰ではないというわけだ。
実際にFW岡崎慎司(26=シュツットガルト)が「キヨはパスを出せて前も見てくれるし、もっとやれる。フィットする手応えは感じた」と話すように、清武株は急上昇。香川の不振が続いているため、このままレギュラー交代ともなりかねない。
しかもアルベルト・ザッケローニ監督(59)は勝利を重ねるチームについて「(メンバーを)大きく変えるより、うまくいっている現状路線を踏襲すべきと思っている」としている。安定感のない10番がこのままベンチとなっても不思議ではないのだ。
ただ長友があえて香川の危機的な現状を指摘したのは、プライベートでも親交の深いエースへのゲキだ。自らもインテルで、何度もレギュラー剥奪の危機に直面。その度に跳ね返し、現在の地位を築いた。香川が苦境を乗り越えるためにも、あえて厳しい現実を突きつけたようだ。
日本代表は今後、10月に欧州遠征を実施し、フランス(同12日)、ブラジル(同16日)と対戦。11月には再びW杯アジア最終予選オマーン戦(同14日)に臨む。果たして香川は失った信頼を取り戻せるのか。今後の復活が待たれる。
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