大阪、京都、神戸など関西の歴史と名所を再発見するブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



さて、東急インから歩いて数分の距離にある松江駅バス停に行き、ホテルのフロントで聞いた松江観光ループバス「レイクライン」に乗ることとしました。



朝9時前から夕方の5時過ぎまで20分ごとに運行しているレイクラインは、1回の乗車が200円ですが、500円の1日パスを買えば乗り放題の上に観光スポットの入場料が割引きとなる特典が付いているので松江観光には便利なバスです。



バスで市内を移動すると、松江城の外堀が延々と続いていましたが、内堀だけでなく外堀もこれだけ保存されている都市は少ないのでは無いでしょうか。



さて関ヶ原で徳川に味方した堀尾吉晴、忠氏父子がその戦功から出雲隠岐24万石に移封され、1603年から1611年にかけて築城したのが松江城です。



小雨の中、堀越しに見る松江城は、石垣の上に櫓が3棟(左から南櫓、中櫓、太鼓櫓)と、櫓と櫓をつなぐ城壁が見事です。



この櫓と城壁は、2001年に再建されたものですが、大阪城本丸に江戸末期まであった櫓や城壁も松江城を見習って、ぜひ再建して欲しいと強く思いました。



1611年に築城された松江城の天守は、日本に現存する天守としては、平面規模で2位、高さで第3位、古さでは6位といわれ、国の重要文化財に指定されています。

太鼓櫓



堀尾家と石高がほぼ等しい土佐山内家24万石の高知城天守閣は、狭い山の上にあるためか、松江城よりも規模が小さかったように思います。



さて一の門から本丸に入ると、牛蒡積みと呼ばれる傾斜が直線となっている石垣の上に約400年間の風雪に耐えた天守閣が聳え建っていました。



その天守閣の内部は、細い角材を束にした柱など築城当時の雰囲気が良く残っていて、非常時に引き上げられる階段は、厚さ10センチもある軽い桐材を使っているせいか、かなりすり減っていました。



内部には、武具などの陳列品もありましたが、400年前に完成している松江城は、木組の構造自体が一番の見所ではないでしょうか。



天守閣の最上階からは、今でも松江市内を360度見渡せ、東西南北いずれも素晴らしい景観が楽しめます。

南側は宍道湖




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 松江東急イン宿泊 月照寺と松江での... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
規約に同意の上 コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。
下記数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。この数字を読み取っていただくことで自動化されたプログラムによる投稿でないことを確認させていただいております。
数字4桁
 
この記事のトラックバック Ping-URL
 
 
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。