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戦闘機「烈風」の設計図確認 松本の住民、市に寄贈 09月15日(土)

松本市に寄贈された「烈風」の設計図。川村館長(奥)が確認した

 太平洋戦争中、松本市の旧陸軍松本飛行場に配備されていたとされる艦上戦闘機「烈風」の設計図を同市里山辺の川上常男さん(75)が14日までに市に寄贈した。昭和30年代から大切に保管してきたが、同飛行場に関する公的史料は終戦直後に軍の命令で焼却処分され、貴重な資料だと分かり、寄贈することにした。今後は市文書館(松本市和田)で保管する。

 設計図は、川上さんが昭和30年代前半に市内の古本屋で買った戦争の写真集に挟まっていた。飛行機の設計図だと分かったが詳しいことが分からず、封筒に入れ、たんすで保管してきたという。

 市空港図書館(同市今井)が8月に同飛行場に関する企画展を開いたことから、同館に連絡。同飛行場について調べている川村修館長(58)が、烈風を示す「A7M1」の記号が記されていたことなどから、烈風の設計図と確認した。

 川村館長によると、寄贈を受けた設計図は複数ある設計図のうち、機体後部尾翼前方の機械部分とみられる1枚で、大きさはA1判。三菱重工名古屋航空機製作所と明記され、出図年月日は1944(昭和19)年9月。「木ねぢ」「クリップ」など部品とみられる文字も書かれている。

 烈風は、ゼロ戦の後継機種として三菱重工が8号機まで開発。三重県の鈴鹿で試験飛行をしたが、実用化前に終戦を迎えた。松本には、44年7月に飛行試験をした4号機が終戦前に配備されたという。

 川上さんは「貴重なものだと分かり、大切にしてきてよかった。多くの人に見てもらいたい」としている。川村館長は、現物は傷みやすいため、原寸大の複写を公開する機会を設ける考えだ。


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