デビュー20周年を迎えた国民的ロックバンド「Mr.Children」に“異変”が起きている。今年はベストアルバムや新曲リリース、ライブツアーなど、これまでになくフル稼働し「何かあるのでは?」とファンを不安がらせている。追跡してみると、やはり大忙しの背景に、人気ボーカル・桜井和寿(42)のソロ専念、ミスチルのレコード会社移籍があるという。
ミスチルといえば、出す曲すべてが大ヒットという国民的人気ロックバンドだ。5月にリリースしたベストアルバム2枚のセールスは、CD不況のさなか軽く200万枚を突破。相乗効果で過去のベストアルバムも売れるという人気ぶりだ。
さらに今年は、2月にライブ&ドキュメンタリービデオ、4月にシングルとコンサートDVD、8月29日に配信限定シングルをリリース、そして4~6月まで全国ツアーを開催した。上半期だけでミスチルがここまでフル稼働することは近年なかった。
「こうした異変に敏感なのがファン。『下半期にグループの活動休止や解散を電撃発表するのでは?』という噂も飛び交った」とは音楽関係者だ。
調べると、確かにミスチル周辺が少し騒がしい。現在ミスチルは「トイズファクトリー」に所属しているが、同じレーベルでミスチルと並ぶ売れっ子の「ケツメイシ」が、5月に大手「エイベックス」へ移籍。それに端を発し、ミスチル移籍説が再燃しているのだ。
「今年精力的に活動しているのは、トイズとの契約に『(契約期間中に)シングル○枚、ベストアルバム○枚を出す』という項目があるからで、それを早く消化したいからだとささやかれているんです。ノルマを達成すれば、どのレコード会社に移ろうが自由ですから」とは中堅レコード会社幹部。
ミスチルの所属事務所「烏龍舎」とエイベックスが「OORONG RECORDS」なるレーベルを共同設立していることも、そうした話に拍車を掛けている。「ボーカルの桜井さんは今後、ソロ活動に専念したいとか。となれば『OORONG――』にグループではなく、ソロの桜井さんを持ってくることも考えられる」(前出の音楽関係者)
3年前の4月、「週刊現代」がミスチル解散とエイベックス移籍を報じた際は「そのような事実は全くございません」と完全否定したが、今回はミスチルに近い人物も「解散はないけど、移籍は十分あり得る」と指摘する。ずっとトップを走り続けてきたミスチルは今、“変化”を求めているのかもしれない。
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