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習近平副主席 2週間ぶり公の場に
9月15日 21時2分

習近平副主席 2週間ぶり公の場に
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今月に入り、健康状態などを巡ってさまざまな臆測を呼んでいた中国の習近平国家副主席が、15日、2週間ぶりに公の場に姿を現したと伝えられ、この秋にも予想される最高指導者就任を控え、臆測を打ち消したい思惑があるものとみられます。

習近平副主席は、この秋に予定されている共産党大会で、中国の次の最高指導者の「党総書記」に就任することが確実視されています。
ところが、今月1日にみずからが校長を務める党の幹部を養成する「中央党校」で講演したあと、外国の要人との会談を相次いでキャンセルし、具体的な動静も途絶えたため、外交筋の間では習副主席の健康不安説が流れるなど、ささまざまな臆測を呼んでいました。
こうしたなか、国営の新華社通信は15日になって、習副主席が15日午前、北京にある中国農業大学を訪れ、食の安全などを呼びかける行事に参加したと伝えました。
さらに中国中央テレビは、日本時間の15日午後8時のメインニュースの中で、習副主席がしっかりとした足取りで会場内を視察し、時折、笑顔を浮かべたり、行事に参加した子どもたちと握手したりする映像を放送しており、健在ぶりを示すねらいがあるとみられます。
ただその一方で、これまで姿を現さなかった理由や現在の健康状態については触れていません。
習副主席の具体的な動静が伝えられたのは2週間ぶりで、次の最高指導者就任を控え、臆測を打ち消したい思惑があるものとみられます。

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