芥川賞に川上未映子さん、直木賞は桜庭一樹さん
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第138回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日夜、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞に川上未映子(みえこ)さん(31)の「乳(ちち)と卵(らん)」(文学界12月号)、直木賞に桜庭一樹(さくらば・かずき)さん(36)の「私の男」(文芸春秋刊)が決まった。川上さんは1976年、大阪府生まれで、2002年に歌手デビューし、詩や小説も発表。昨年、小説デビュー作などで第1回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞を受賞。今回2度目の候補で、栄冠を射止めた。受賞作は、豊胸手術をするため大阪から上京した39歳のホステスと、それに同行した小学生の娘の物語。おばの家で過ごした3日間を息の長い文体で描いた。
読売新聞:2008年1月16日21時53分
いや~、第138回芥川賞、決まりましたよ!僕がたまたま読んで、これはと思ってイチオシしていた川上未映子の「乳(ちち)と卵(らん)」(文学界12月号)でした。大穴としては、中国人女性の楊逸の「ワンちゃん」もありましたが、やはり本命はこちら、作品としては「乳と卵」の方がはるかに上でした。実は川上未映子のデビュー作「わたくし率 イン 歯ー、または世界」、先ほど読み終わったばかりです。芥川賞の発表がある前にブログに載せるつもりでいましたが、アマゾンで買った本が到着するのが遅れたので、予定通りにはいきませんでした。それにしても小説2作目、2作とも芥川賞候補作、うち1作が芥川賞受賞という快挙、ホントに驚きました。直木賞についてはあまり興味がありませんでしたが、桜庭一樹の作品、機会があれば読んでみましょう。女はめっぽう強い、芥川賞、直木賞、共に受賞は女性でした。
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