中国:習近平氏が公の場に 2週間ぶり、顔色よく
毎日新聞 2012年09月15日 12時07分(最終更新 09月15日 17時31分)
【北京・成沢健一】中国国営新華社通信は15日、習近平国家副主席が同日午前に北京市内の大学を訪れたと伝えた。次期最高指導者への就任が確実視される習氏は、今月1日に自身が校長を務める中央党校の始業式に出席してから公の場に姿を見せておらず、負傷や病気療養などの臆測が飛び交っていた。
新華社によると、習氏は中国農業大学で開かれた全国科学普及日の記念行事に出席した。主要メディアのニュースサイトも、大学構内を歩く習氏の写真を掲載。習氏の顔色はよく、外見上は変わった様子はうかがえない。
習氏は5日に予定されたクリントン米国務長官らとの会談を直前にキャンセル。理由をめぐって水泳中の負傷や心臓病の悪化、肝臓の手術などの見方が広がっていた。