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大規模な反日デモ 中国各地で暴徒化
9月15日 13時22分

大規模な反日デモ 中国各地で暴徒化
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政府が沖縄県の尖閣諸島を国有化したあと、初めての週末となる15日、中国各地では朝から、大規模なデモが行われ、北京では、デモの参加者が日本大使館の敷地に突入しようとしたり、内陸部の都市・重慶では、参加者が日本総領事館の入ったビルのガラスを鉄パイプでたたいたりするなど、各地で暴徒化しています。

15日、中国では、少なくとも17の都市で日本に対する抗議活動がインターネットなどを通して呼びかけられています。
このうち北京の日本大使館の前では、日本時間の午前9時すぎから抗議活動が始まり、参加者の一部が大使館の敷地内に向けて卵やペットボトルを次々と投げ込んでいます。
デモの参加者は数千人に上り、大使館に突入しようとして数百人の武装した警察官との間でもみ合いになるなど、抗議活動は激しさを増しています。
また、内陸部の都市・重慶では、日本時間の午前10時すぎから日本総領事館が入っているビルの前で1000人規模の抗議活動が始まり、参加者の一部がビルのガラスを鉄パイプでたたいたり駐車場の看板を壊したりして、暴徒化しました。
重慶の日本総領事館はビルの最上階の37階にあり、日本総領事館によりますと、総領事館に被害はないということです。
さらに、同じく内陸部の都市、陝西省の西安では、日本時間の午前9時半ごろからおよそ2000人が集まり、中国の国旗や「島は中国のものだ」と書いた紙などを掲げて、デモ行進を行っています。
そして、路上に止めてあった日本車のパトカーや、一般の車の窓ガラスを割るなど一部で暴徒化しています。
このほか、内陸部の都市、湖南省の長沙では、日本時間の午前9時ごろから3000人以上がデモ行進して日系スーパーの前で警察に制止されるなどしたほか、南部の広東省東莞では、日本料理店の窓ガラスが割られるなどの被害を受けています。
インターネット上には、このほかの都市でも抗議活動が行われているという情報が掲載されていますが、日本大使館などによりますと、これまでのところ、日本人が被害を受けたという情報は入っていないということです。

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