韓国・慶熙大と米国カリフォルニア大バークレー校の研究陣は14日、重さ3.15キロの超小型衛星「シネマ」をカリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地から打ち上げることに成功した。
両校が共同で開発したシネマは同日午前6時39分(韓国時間)、「アトラス5号」ロケットで打ち上げられた。打ち上げは当初、先月2日に予定されていたが、打ち上げ施設のロケット追跡設備に問題が生じ、6週間延期された。
シネマは長さ30センチ、縦横10センチで靴の箱程度の大きさだ。重さ500キロ以下の人工衛星は通常「小型衛星」と呼ばれるが、シネマはその中で最も小さい「超小型衛星」(重さ10キロ以下)に属する。
シネマは上空800キロの軌道上で、電気を帯びた宇宙粒子を検出し、磁場の変化を測定する役割を担う。研究陣を率いた慶熙大の李東勲(イ・ドンフン)教授(宇宙工学)は「2016年には超小型衛星で初となる月面探査に挑戦する計画だ」と述べた。