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政治
日本維新の会、空中分解の兆し 大阪主導の規約に東京側は「暫定」
2012.9.15 21:29
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橋下徹大阪市長を代表とする新党「日本(にっぽん)維新の会」に参加する国会議員と「大阪維新の会」の府議、市議らが15日、同市内の大阪維新本部で初会合を開き、党運営を定める規約を固めた。これにより、今月中に総務相へ結党を届け出る。ただ、国会議員側は大阪側主導で作られた規約を「暫定」と強調するなど不満を示す。次期衆院選の「台風の目」と目されていた維新だが、水面下では深刻な路線対立が生じている。
会合では、党代表の任期は3年で再選可能とし、代表選は国会議員、地方議員ともに1人1票の投票で決めるとする規約を固めた。
ただ、国会議員の一人は、協議終了後「過渡期の規約だから」と、変更もありうることを示唆した。
国会議員側の7人は13日夜、都内で党の政策の柱とする「維新八策」や規約について話し合った。
「こなれていない」「これが最終形とはならない」-。7人は八策については修正が必要との認識で一致した。規約についても「国会議員の自立性を明文化させないと国会対応が取れない」「各地域ブロックの責任者は国会議員にすべきだ」との意見が出た。
しかし、15日の協議は、数で勝る府議団らが押し通し、国会議員側も、届け出を最優先させるため反論を極力抑えた。
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