反日デモ続く中国、現地の邦人に不安広がる
日本テレビ系(NNN) 9月14日(金)19時54分配信
中国では、日本政府の沖縄・尖閣諸島国有化に対する反日デモが続いており、現地の日本人の間に不安が広がっている。在北京日本大使館は現地の日本人に対し、夜間の外出や目立った行動を控えるよう注意喚起を行っている。尖閣諸島周辺では14日、中国の海洋監視船が日本の領海に侵入した。中国政府は監視船の活動の目的について、「尖閣諸島を管轄し、海洋権益を守るためだ」と強調した。尖閣諸島での中国の領有権を誇示する狙いがあるとみられる。
こうした中、在北京日本大使館では、14日で4日連続となる反日デモが行われ、中国人ら約100人が「尖閣諸島から日本人は出ていけ」などと訴えた。
上海で日本人に対する暴行事件が相次いでいることもあり、日本大使館近くの料理店が立ち並ぶ通りでは、「尖閣諸島は中国の領土だ」など中国寄りの主張を書いた紙を掲げた店が目立つ。デモ参加者による襲撃を警戒した自衛策とみられる。
週末には中国各地で大規模な反日デモが呼びかけられており、在北京日本大使館は現地の日本人に対し、夜間の外出や目立った行動を控えるよう注意喚起を行っている。
最終更新:9月14日(金)19時54分