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石巻のがれきが北九州に 広域処理へ
9月13日 14時34分

石巻のがれきが北九州に 広域処理へ
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東日本大震災で発生したがれきの広域処理が西日本で初めて行われる北九州市に、13日朝、宮城県石巻市のがれきを積んだ貨物船の第1便が到着しました。

北九州市門司区の港には、13日午前8時前、石巻市のがれきおよそ800トンを積んだ貨物船が到着しました。
がれきは木くずを中心とした可燃物で、合わせて106個のコンテナに詰められ、大型のクレーンを使って岸壁に降ろされました。
環境省などによりますと、被災地のがれきが海上輸送されたのは今回が初めてだということです。
北九州市は、今月17日から市内の3か所でがれきの焼却に取りかかる予定で、西日本で初めての広域処理が始まります。
北九州市循環社会推進部の諌山修部長は、「貨物船が無事に到着し、ほっとしている。がれきの処理を通して一日も早い被災地の復興に貢献したい」と話していました。石巻市では、震災でおよそ400万トンのがれきが発生しましたが、処理が終わったのはことし7月末現在の推計で全体の3割にとどまっています。
石巻市のがれきは、今後、週1回のペースで北九州市に運び込まれ、今年度中におよそ2万3000トン、再来年の3月までに最大で6万2500トンが焼却処理され、焼却灰は若松区の最終処分場に埋め立てられます。

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