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規制委 発足前に福島第一視察9月15日 22時2分
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今月19日に発足する国の新たな原子力の規制組織、「原子力規制委員会」の委員に就任する5人が、15日、東京電力福島第一原子力発電所の事故現場を視察しました。
視察は委員会が発足するのを前に原発事故の現場を確認しようと、委員長に就任する田中俊一氏の呼びかけで行われ、委員に就任する5人全員が参加しました。規制委員会の準備室によりますと、15日は午後1時ごろから車でで事故現場を回ったあと、現地の対策拠点の免震重要棟で、東京電力の担当者から現場の様子や廃炉に向けた作業の状況を聞き取ったと
いうことです。
一行はその後、当時防災拠点としての機能を果たせなかった、大熊町にあるオフサイトセンターも視察したということです。視察を終えた田中氏は15日午後7時すぎにいわき市で取材に応じ、「規制委員会の発足の原点は福島にあり、県民や国民に重要なのは福島第一原発の速やかな安定や安心に向けた作業だ。規制側の要求にはきちんと対応してもらい、収束に向けて力を尽くしたい」と述べました。