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気軽にハイサイ 使って方言ホットライン2007年9月5日  このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

ホットライン開設をPRする沖縄語普及協議会の崎浜秀平副会長(左)と大城勇気理事=那覇市天久の琉球新報社

 沖縄方言の普及を目的に活動する「沖縄語(うちなーぐち)普及協議会」(宮里朝光会長)は、那覇市曙の事務所で週2回、沖縄方言の使い方や方言テキストなどの問い合わせに応じるホットラインを昨年5月から開設している。県条例で定められた9月18日の「しまくとぅばの日」を前に、沖縄方言への関心も高まる時期。同協議会の大城勇気理事や崎浜秀平副会長は、ホットライン開設をPRし「何でも気軽に問い合わせてほしい」と、多くの利用を呼び掛けている。
 協議会は年に4回「沖縄語新聞」を発行。大学生から90代まで約300人の会員が沖縄方言に親しんでいる。全編沖縄方言で書かれた新聞を読んで「これまで分からなかった言葉が分かるようになった」などの反応があるという。好反応に、崎浜副会長は「やりがいがある」と活動の意義をかみしめている。
 また、沖縄方言初級編「はじみらなうちなーぐち」など、同会が作ったテキストなども販売。小学校や公民館などの依頼で、方言講座の講師を務めるなど、会員らは地域に出掛け、方言普及に努めている。
 さらに「沖縄方言で話し掛けてください」というメッセージを周囲に送るため、“逆方言札”と位置付けたバッジも販売しており「バッジを見て、『ハイサイ』と話し掛けて逃げていった女の子もいた。女の子に『ハイタイ』だよと教える間もなかったがうれしかった」と大城理事は話す。
 崎浜副会長は「島くとぅばの日は、家庭や地域で方言を語り合い、先人の心を受け取る1日にしたい」と語り「分からない言葉などあったら気軽に相談してほしい」とホットラインの活用を呼び掛けた。同ホットラインは、毎週火曜と金曜の午後2時から同4時。098(862)9303。


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