(cache) 創意工夫の歴史一冊に 伊豆シャボテン公園50周年 - 47NEWS(よんななニュース)
  47NEWS >  共同ニュース  > 記事詳細
  •  ニュース詳細     

  •  伊東市富戸の伊豆シャボテン公園などを運営するサボテンパークアンドリゾート(菊地勉社長)はこのほど、昨年10月に開園50周年を迎えた同公園の歩みをまとめた記念誌(A4判、160ページ)を1000部発行した。溶岩地帯の原野から伊豆半島の中心的な観光スポットに成長した同公園。記念誌には、関係者たちの熱意や創意工夫の歴史が克明に記されている。 同公園は1959年、故・近藤典生東京農業大名誉教授が掲げた「動植物と人間が共生する理想郷」をテーマに、当時はまだ未開拓だった大室高原(岩室山)にオープン。動物の檻(おり)を可能な限り排除して、自然のありのままの姿を追求してきた。 記念誌には50年間の豊富な写真資料や、開園当初から運営に携わった関係者たちの談話などを収録している。檻がないためにフラミンゴやテングザルが脱走して社員総出で捜したエピソードや、70年に昭和天皇が初めてご来園した時の感動―など、50年間の思い出を生き生きと紹介している。 節目の年を迎え、菊地社長は「今年は第2創業元年」と位置づけている。特に大室山や城ケ崎海岸など伊豆半島屈指の地質遺産を生かした伊豆ジオパーク構想に積極的に取り組むという。「シャボテン公園は『地球が生きている』と実感できる場所。恵まれた環境を生かして、さらに多くの人に癒やしとエネルギーを与えていきたい」と話している。
    [記事全文]
      【静岡新聞】