【北京=竹内誠一郎】北京の日本大使館前で13日、日本政府の尖閣諸島国有化に抗議する約150人が「日本人は釣魚島(尖閣諸島の中国名)から出て行け」などとする横断幕を掲げ断続的にデモを行った。
抗議デモは、日本政府が国有化を発表した11日から3日連続。
日本大使館や中国版ツイッター「微博」などの情報によると、北京をはじめ、広州、福建省福州、安徽省合肥など少なくとも8都市で、尖閣諸島国有化に抗議するデモがあったとみられる。
ネット上では、週末の15、16日と、満州事変の発端となった1931年の柳条湖事件から81年にあたる18日に、北京や遼寧省瀋陽など、少なくとも25都市でデモが呼び掛けられている。