神秘な剛に５０００人総立ち

　ＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓの堂本剛（３３）が１４日、京都市の平安神宮でソロ活動の一環である神社仏閣ライブを開いた。

　ソロで「美しきくに、日本」をキーワードに、日本の精神世界にスポットを当てて楽曲制作をしている剛は２００９年、故郷・奈良の薬師寺で神社仏閣ライブをスタート。これまで奈良の石舞台古墳、唐招提寺付近といった日本のルーツというべき場所でライブをしてきた。

　平安神宮の本殿前には、しめ縄に囲まれた野外ステージを設置。赤と白の社殿がライトアップされ、神秘的な雰囲気を醸し出した。剛はギターを手に持ち、ステージに登場すると自慢のギターテクニックを披露した。

　３年連続となった平安神宮ライブのテーマは「ひとつ」。「命もひとつ、人生もひとつ、日本という国もひとつ。政治家がつくる国ではなく、みんながひとつになって、この国をつくっていきましょう」と自らが理想とする日本の姿を、約５０００人のファンにゆっくりと語りかけた。

　ギターやドラムスといった通常、バンド演奏に使われる楽器と、和太鼓を加え重厚なサウンドに仕上げた９曲に、ファンは総立ちとなって盛り上がり、最後は剛とファンが、参拝のように二礼二拍手一礼をしてライブを締めくくった。

　剛は１０月４日から大阪で１週間、福島、仙台、盛岡で１日ずつ「小喜利（こぎり）の私」と題したお笑い独演会を開く。