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プレスリリース
双腕仕様機アスタコNEOを発売
2012年9月12日
−油圧ショベルの歴史を変える、ロボット化への挑戦!−
日立建機株式会社(社長:辻本 雄一)は、双腕仕様機ZX135TF-3(呼称:アスタコNEO〔ネオ〕)を9月14日から発売します。
アスタコNEOは、ベースとなる13t級油圧ショベルと同等のパワーを持つ主腕と、それを補助する副腕の組み合わせにより、単に2つのアタッチメントを同時に使用できるだけでなく、主腕でつかんだ対象物を副腕で切るなど、人の両腕のように、より複雑な作業にも対応することができ、まさに、油圧ショベルの歴史を変えるロボット化への挑戦といえます。この双腕仕様機を使用することにより、今まで複数の重機を用いて、あるいは人手作業に頼っていた産業廃棄物の中間処理作業など、複雑な仕分け作業を、安全かつ効率的に行えるようになります。
アスタコNEOは、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託を受け、日立建機が2011年3月に開発した双腕仕様機で、これまでプロトタイプ機を用いたユーザーテストを通して、製品化へ向けた事前評価を行ってきましたが、このたび、正式に発売の運びとなりました。
生まれたばかりのアスタコNEOの活用方法はお客様のアイデア次第で、将来に向けて無限大の可能性を秘めています。
主な特長
1.安全性向上
- 今まで人手作業に頼っていた産業廃棄物の中間処理作業など、複雑な仕分け作業に対して、機械化が図れます。
2.作業効率向上
- 対象物を機械で所定場所までハンドリングし、人手による加工作業を行った後、再び機械で戻すような作業に対して、副腕に適応するアタッチメントを用いることで、機械だけで一連の作業が行えるようになります。
3.経費削減
- 重量物ハンドリング用と細かい作業用の2台の重機を使用していた作業に対して、アスタコNEOで置き換えられれば、2台分の維持費が1台分で済みます。
4.省スペース
- 作業スペースが限られた現場においても、1台分のスペースさえあれば、2つのアタッチメントを用いた作業を行うことができます。
5.多様な作業が可能
- 2つのアタッチメントが必要な作業や、片方で支えて他方で切る、あるいは片方で押さえて他方でつまみ出すなど、様々な作業に対応することができます。
主な仕様
主な仕様 | ||
項目 | ZX135TF-3 | |
標準バケット容量(主腕)新JIS (m3) | 0.50 | |
標準バケット容量(副腕)新JIS (m3) | 0.14 | |
運転質量 (t) | 16.2 | |
エンジン名称 (-) | いすゞAJ-4JJ1X | |
エンジン定格出力 (kW/min-1) | 69/2,000 | |
燃料タンク容量(L) | 220 | |
走行速度 (km/h) | 5.5/3.3 | |
輸送時全長 (mm) | 7,400 | |
輸送時全幅 (mm) | 2,640 | |
輸送時全高 (mm) | 2,780 | |
キャブ高さ (mm) | 2,740 | |
フロント最小旋回半径 (mm) | 2,890 | |
後端旋回半径 (mm) | 1,480 | |
標準小売価格(万円) | 2,360 |
注)単位は国際単位系によるSI単位表示。価格は工場裸渡し、消費税別。
*写真の主腕と副腕に装着している解体用アタッチメントはオプションであり、製品には含まれません。
ニュースリリース記載の内容は、発表日現在の情報であり、その後予告なしに変更される場合もありますので、ご了承ください。
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