日本最大のオークション市場、ヤフーオークションでは詐欺が激増、特に成り済ましによる払い込み掠め取りがあまりに増えたため、ヤフーがメールアドレスによる取引連絡を中止し、全てウェブのブラウザー上から掲示板のようにしてやりとりする方法に昨年中頃から変更している。これによって出品者に成り済ます詐欺は撲滅に近い状態になったが、逆に、落札者に成り済ました詐欺がちらほら出てきている模様。

ヤフーのオークション管理担当も非常に怠慢で問題が大きい。私は以前、サッカーのユニフォームを正規の落札手続きを踏んで購入した際、代金を振り込んだのに結局送って来ないため、オークションに問い合わせたが、結局、CtoCの取引なので保証はないというような、文面だけは丁寧だが相手の詳細な情報開示にも応じないし、手間ばかりかかるので1500円の金額であったこともあり、そのまま警察にも届けずあきらめてしまったことがある。あれ以来、ヤフーのオークション管理担当を信頼しなくなった。詐欺の勧誘があった際は必ずメールのヘッダーを全文きれいに揃えて通報しているが、その後、どうなったかが連絡されたことも一度もない。
 
 詐欺はIDを勝手に利用されて(盗用されてではなく)使われた出品者も被害者ならば、金を振り込んでしまった方ももちろん、被害者である。

 振り込め詐欺だけでなく、悪質な連中が非常に多くいるようですから、十分にお気をつけ下さい。正規の、適正なやりとり以外は一切、相手にしないことが間違いのない防御策です。

 * 注: このコメント欄に連投している、ID nyalcthulhu 氏 は、IDを勝手に利用され、正体不明のどこかの詐欺師(まだ逮捕されていないと推測される)に悪用されかけた被害者の男性。かなり言葉が荒れているが、彼が悪事を働いたわけではない。

 本来、こういう挑発的な要求は相手がだれであれ対応しないのがポリシーだが、オークション利用に伴う想定された事態でもある。以前は詐欺師が利用していたメールアドレスや名前などで検索がかかってきていたが、今はもう全くなくなったこともあるので、犯罪利用の情報提供の意味もほぼ終了したと思う。こちらも良い勉強になったと思うので全文を書き換えることにした。

 思うに、ヤフーや楽天などこうしたマーケット運営者は、もっと司法的対応を機動的、予防法学的に積極活用してもらいたいと思う。スタッフ不足ならばきちんと増やすべきである。彼らはこれで公安委員会に届け出を行い、空前の収益を上げているのだから。