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米国の量的緩和政策 【 べいこくのりょうてきかんわせいさく 】 |
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quantitative easing 【 クォンティタティブ・イージング 】 |
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QE1 / QE2 |
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量的緩和政策とは、「通貨量を増やす」という量的調整を行う非伝統的な金融政策のことです。
従来の金利調整を行う伝統的な金融政策とは異なり、米国の中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)が債券を買い入れることで、通貨供給を行います。 |
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【QE1とQE2】 |
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米国では、2008年から実施された量的緩和政策を「QE1」、2010年から実施された量的緩和政策を「QE2」と、実施時期に応じて呼び分けています。
QE1(キューイーワン)は、2008年11月~2010年6月に実施された量的緩和政策の第1弾で、1兆7000億ドルが供給されました。
QE2(キューイーツー)は、2010年11月~2011年6月に実施された量的緩和政策の第2弾で、6000億ドルが供給されました。 |
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量的緩和政策 |
QE1
(2008年11月~2010年6月) |
QE2
(2010年11月~2011年6月) |
米国債 |
3000億ドル |
6000億ドル |
MBS |
1兆2500億ドル |
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その他 |
1750億ドル |
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合計 |
1兆7250億ドル |
6000億ドル |
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【米国の経済動向】 |
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安定した景気は、消費部門、生産部門、雇用部門の円滑な活動から生まれます。 |
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景気回復には、1つの政策を単独で行うよりも、財政政策と金融政策を組み合わせて行うポリシー・ミックスがより有効です。
米国では、2010年11月のQE2(米国の量的緩和政策)や包括的減税案(9000億ドル規模)のポリシー・ミックスにより、消費部門と生産部門には、回復基調が見られました。しかし、雇用部門は低迷したままです。
QE2は2011年6月に終了しましたが、2011年10月現在、失業率は、9.1%と高止まりしたままです。 |
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米失業率(%) 
年/月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
2007年 |
4.6 |
4.5 |
4.4 |
4.5 |
4.5 |
4.6 |
4.7 |
4.7 |
4.7 |
4.8 |
4.7 |
5.0 |
2008年 |
4.9 |
4.8 |
5.1 |
5.0 |
5.5 |
5.6 |
5.8 |
6.2 |
6.2 |
6.6 |
6.8 |
7.2 |
2009年 |
7.7 |
8.2 |
8.6 |
8.9 |
9.4 |
9.5 |
9.4 |
9.7 |
9.8 |
10.1 |
10.0 |
10.0 |
2010年 |
9.7 |
9.7 |
9.7 |
9.8 |
9.6 |
9.5 |
9.5 |
9.6 |
9.6 |
9.7 |
9.8 |
9.4 |
2011年 |
9.0 |
8.9 |
8.8 |
9.0 |
9.1 |
9.2 |
9.1 |
9.1 |
9.1 |
9.0 |
8.7 |
8.5 |
2012年 |
8.3 |
8.3 |
8.2 |
8.1 |
8.2 |
8.2 |
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【米国の財政悪化】 |
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FRBは、QE1(1.7兆ドル)とQE2(0.6兆ドル)で、合計2.3兆ドルの資金供給を行いました。
お金を発行するために、政府は、借金を増やしています。米国の国債発行残高は、米国自らが定めた債務上限枠14兆億ドルを超えそうになり、上限枠の引き上げを行いました。しかし、財政悪化は続いています。 |
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債務上限引き上げ
オバマ米大統領は2011年7月31日夜、米連邦政府の債務上限を2.1兆ドル引き上げ、10年間で2.4兆ドル(約185兆円)の財政赤字を削減することで与野党の幹部が合意に達したと発表しました。 |
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