覚醒剤約1.8キロ(末端価格約1億5千万円)を密輸入したとして、大阪府警が東京外国語大学4年、渡部由香理容疑者(24)=東京都武蔵野市=を覚醒剤取締法違反(営利目的密輸)容疑で逮捕していたことがわかった。大阪地検は13日、同罪と関税法違反罪で起訴した。「覚醒剤とは知らなかった」と容疑を否認しているという。
起訴状などによると、渡部容疑者は8月23日、ウガンダからカタール経由で関西空港に到着した際、スーツケースに入れたコーヒー豆の袋5袋に覚醒剤を隠して密輸したとされる。大阪税関職員がX線検査で発見した。
渡部容疑者は、「ダンスサークルの知人から頼まれた。アルバイト代約8万円をもらう約束でウガンダに行き、現地でコーヒー豆の袋を土産として渡すよう頼まれた」と供述しているという。