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オスプレイ運用 日米交渉の行方不透明
9月14日 4時0分

オスプレイ運用 日米交渉の行方不透明
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アメリカ軍の新型輸送機「オスプレイ」の運用を巡る日米の協議が難航するなか、政府内には、来週にも行われる森本防衛大臣とアメリカのパネッタ国防長官の会談を受けて、アメリカ側が何らかの譲歩案を示すのではないかという見方があるものの、日米の認識の隔たりは大きく、こう着状態がどこまで打開されるかは不透明な情勢です。

日米両政府は、オスプレイが沖縄県の普天間基地に配備されたあとの運用について、7月下旬から実務者レベルによる「日米合同委員会」を断続的に開いていますが、協議は難航しています。
こうしたなか、アメリカのパネッタ国防長官が、来週にも日本を訪れて森本防衛大臣と会談する方向で日米両政府が調整に入りました。
会談で、パネッタ長官は、オスプレイを一刻も早く運用するためには、安全性の確保について速やかに合意することが必要だという認識を示すものとみられ、政府内には、今後、アメリカ側が何らかの譲歩案を示すのではないかという見方が出ています。
ただ、地元・沖縄では配備計画への反発が強く、玄葉外務大臣は、13日、ルース駐日大使に対し、低空飛行訓練の在り方や墜落事故の再発防止策などについて具体的な内容が盛り込まれなければ、地元の理解を得るのは難しいという認識を伝えました。
日米両政府とも、配備の必要性では一致していますが、運用への制約をできるだけ避けたいとするアメリカ側と、地元の懸念も踏まえて、できるだけ安全性を高めたいとする日本側の隔たりは大きく、こう着状態がどこまで打開されるかは不透明な情勢です。

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