東電:避難での障害悪化、賠償増額せず

毎日新聞 2012年09月14日 02時40分(最終更新 09月14日 02時55分)

 だが、同5月、歯磨きの際に介助なしに立っていられなくなり、同6月下旬には精神不安定や足の筋力低下、認知症の悪化があると医療機関が認定。夜はうなり続け、障害の重さも震災前の3から、最重度の6と認定された。紙おむつや車椅子が必要になり、介護保険も初めて適用され、同5月に要介護3、11月には最も重い要介護5に。両親による介護も困難となり、男性は今年8月から市川市内の介護施設に移った。

 昨年9月の国立国際医療研究センター国府台病院(市川市)の専門医の診断書は、男性が適応障害を「避難生活により発症」し「避難所での生活の中、情動不安定」となり「不眠、食欲不振、不安が強ま」ったと記載。別の病院の医師の診断書も「避難生活により認知症状が進行」し「四肢筋力も著しく低下」などと記した。父親はこれらに基づき、新たな障害の発症や状態の悪化を精神的損害などに含める形で東電に請求した。

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