東電:避難での障害悪化、賠償増額せず

毎日新聞 2012年09月14日 02時40分(最終更新 09月14日 02時55分)

 福島県楢葉町に住んでいたダウン症の男性(49)が、東京電力福島第1原発事故で避難した後、身の回りのことを自分でできなくなり、診断書に基づいて賠償の増額を東電に求めたものの認められていない。支援する弁護士らは、避難により障害者の状態が悪化しても救済されにくく、震災弱者がますます弱い立場に追い込まれていると訴える。

 男性は原発事故の前まで、平日は楢葉町内の障害者グループホームで生活。日中は福祉作業所に通い、週末は父親(78)の家で過ごしてきた。着替えなど身の回りのことは自分でこなし、洗濯物を干すなどの家事もしていた。原発事故後の昨年3月12日、父親といわき市内の体育館に避難。トイレが思うように使えず、4日後、母親(75)が住む千葉県市川市の実家に移った。

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