(画像は长江商报の記事内より引用)
中国紙の长江商报が、中国の世界的大手ファーストフード店の衛生問題をスクープし、ひとつの騒動を巻き起こした。
問題となったのは、KFCこと『ケンタッキーフライドチキン』。出張先の店舗で、ある従業員が"素手"でハンバーガーを作っている光景を目撃。食の安全が叫ばれている中での行為に怒りを覚えた同氏は、この現状を訴えるべく、すぐに行動を移した。
彼は「食品の安全」をアピールしようとした。消費者が、これ以上「危ない食品」を購入するのを防ぐ為、ハッピーセット2000個分、約14万元(約180万円)分もの商品を一括購入すると申し出たのだ。店舗側が用意したのは、28個だけだった。
彼は28個のハッピーセットを店舗前に並べ、同店舗の衛生面の問題を訴えた。群集が見守る中、彼は深夜までこの運動を継続。夜になり、彼と店舗側の責任者は問答を始めた。
彼は店舗の責任者に対して、問題の深刻さを指摘した。20歳の女性マネージャーが、彼の応対を行った。彼は手袋の着用を含めた、衛生面の改善を指摘。女性は手の消毒剤使用・手袋着用などの安全基準を再度確認し改善するとの回答をした。
しかし直後、彼らには一部の改善は見られたものの、相変わらず衛生マスクを着用していない光景が確認された。彼は中国のKFCホットラインに連絡。しかし、満足な回答は得られなかった。
インターネットを含めた市民の批判が高まる中、KFC側はようやく重い腰を上げた。米国本社がこの問題について非常に大きな敬意を払うと表明した。同社は彼に26万元(約312万円)の賞金を支払う事や、今後の衛生面の改善を約束した。
一人の市民が大企業を動かした。社会改善の原動力は、"人"である。
【記事:jiejie】
参考元:8日付长江商报など
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