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2012年9月13日(木) 19:14 |
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岡山理科大 好適環境水が特許取得
魔法の水が特許を得ました。 岡山理科大学が研究している、海水魚も淡水魚も生きられる好適環境水が、日本国内での特許を取得しました。
特許を取得したのは、岡山理科大学の山本俊政准教授らが開発した好適環境水です。 好適環境水は水にわずかな電解質を加えたもので、海水魚も淡水魚を生きられる水、「人工飼育水」という名前で特許を取得しました。 13日は、この好適環境水で陸上飼育に取り組んでいるクロマグロの幼魚14匹が、愛媛県から岡山市北区の養殖実験施設に運ばれてきました。 これまでにこの好適環境水は、クロマグロの陸上飼育のほか、トラフグやヒラメを卵から育てて出荷するなど、大きな成果を出してきました。 好適環境水の実用化は、山の中での魚の養殖など、新たな産業を開拓する可能性を秘めています。 今後、山本准教授らは好適環境水の国際特許の取得を目指すとともに、実用化に向け、中山間地域に大規模な実験拠点を作りたいとしています。
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