2012.9.14 05:01

世界最強毒ヘビ飼育男性、自宅で噛まれ119番(3/3ページ)

相模原市のアルバイト男性が無許可で飼育していた毒ヘビ24匹のうちの1匹(神奈川県警提供)

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 相模原市消防本部から連絡を受けた相模原署は7月19日、男性宅を捜索。男性は両親と同居しており、毒ヘビ24匹はすべて自室のある2階で飼育されていた。

 部屋の中は、毒ヘビを入れた飼育かごや衣装ケースなど十数個があふれ、気性の荒さや毒性、50メートルを約11秒で走る俊敏性から「世界で最も危険な毒ヘビ」と恐れられるブラックマンバもペロペロと舌を出していた。また24匹中、大きさでは全長約2メートル30の“超大物”も確認された。気の弱い人なら気絶ものだ。

 男性は7月末の退院後、相模原署の調べに対して、「飼育の許可を取ろうと思ったが面倒だった。毒ヘビがかわいかった」などと話し、送検容疑を認めている。

 男性によると、全24匹の毒ヘビは、2005年までに東京都調布市内のペットショップから購入した。ただ、該当のペットショップは別の動物愛護法違反容疑で08年に警視庁が摘発、すでに廃業しているという。

 男性が飼育していた毒ヘビ24匹は、相模原署が押収。引き取り先を探し、現在は群馬県太田市の「ジャパンスネークセンター」で飼育されている。

(紙面から)