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“日本人に暴行” 上海で報告相次ぐ
9月13日 23時48分

政府が沖縄県の尖閣諸島を国有化したことに、中国国内で反発が広がるなか、上海では飲食店で食事をとっていた日本人が、中国人に言いがかりをつけられて暴行を受け、けがをしたなどという報告が相次いでおり、日本総領事館が滞在する日本人に安全の確保に十分注意するよう呼びかけています。

これは、上海の日本総領事館が13日、ホームページ上に掲載したものです。
この中では、日本政府が尖閣諸島の国有化の方針を決めた今月10日以降、上海市内で、▽深夜に飲食店で食事をとっていた日本人のグループが、中国人に言いがかりをつけられたうえ暴行を受けてけがをしたことや、▽中国人から「日本人か」と声をかけられ、足を数回蹴られ、けがをしたなどという報告が相次いでいるとしています。
日本総領事館によりますと、これまでに少なくとも4人がけがをし、いずれも軽傷だとしています。
中国国内では、日本政府が尖閣諸島の国有化を決めたあと、主要都市では、毎日のように日本に対する抗議活動が続いているほか、主要なメディアは日本を強く非難し、国民の間に反日感情が高まっています。
このため上海の日本総領事館は、滞在する日本人に対し、抗議集会やデモに近づかないことや、日本人どうしで目立った行動をしないことなど、十分注意するよう、呼びかけています。

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