戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を集めた日本初の資料館
2012/09/07
9月21、22、23日には各地で「慰安婦」問題関連のイベントが開催されます9月21、22、23日には各地で「慰安婦」問題関連のイベントが開催されます。
みなさま、ぜひご参加ください。
●9月21日
緊急集会 河野談話見直し論に反撃する!―金福童ハルモニ、李容洙ハルモニを囲んで―
日時:2012年9月21日(金)18:30開始(18:00開場)
場所:早稲田奉仕園 リバティホール
東京都新宿区西早稲田 2-3-18 東京メトロ東西線早稲田駅より徒歩5分
地図:http://www.hoshien.or.jp/map/map.html
資料代:800円
主催:戦時性暴力問題連絡協議会
橋下大阪市長、石原都知事、安倍元首相など、「河野談話」見直し論者たちが、根拠のない「持論」を展開し、河野談話見直し要求という形で、日本軍「慰安婦」問題への攻撃を強めています。メディアに垂れ流される彼らの言説によって、「慰安婦」強制連行はなかった、従って日本国に責任はない、といった漠然とした「印象」が徐々に広がりつつあるようにも見えます。
このような状況で、韓国の日本軍「慰安婦」被害者、金福童ハルモニと李容洙ハルモニが来日されます。被害者を傷つけ貶めようとする勢力が跋扈する日本で被害者をお迎えすることは大変心苦しいことですが、この貴重な機会に、ハルモニたちを囲んで、現状にどう立ち向かうのか、知識と方法論を共に獲得する集まりを持ちたいと思います。 是非ともご参加の上、ハルモニたちに激励の言葉をかけてください。
1部:河野談話見直し論に反論する
講演 林博史(関東学院大学教授)
2部:金福童ハルモニ、李容洙ハルモニを囲んで 発言
金福童ハルモニ
李容洙ハルモニ
尹美香 韓国挺身隊問題対策協議会代表・戦争と女性の人権博物館館長
金福童さん:1941年、16歳のときに「挺身隊に行け」と騙されて中国の広東の慰 安所へ。門には監視がいて逃げられず、死のうとしたが失敗した。
李容洙さん:1944年、16歳の時に台湾の新竹にある慰安所へ。生理の時も強かん された。慰安所の入口には毛布がかけてあるだけだった。
問合せ先l: lippo.forCW☆gmail.com(☆を@に変えてください)
●9月22日
日本軍「慰安婦」問題に関する日韓交渉/仲裁を前進させる国際シンポジウム http://space.geocities.jp/japanwarres/
日時:2012年9月22日(土)(13:30開場) 14:00~19:00
場所:東京・星陵会館ホール
参加費:一般1000円 会員(一般・シルバー・学生)800円 維持会員無料
主催:日本の戦争責任資料センター
日韓両政府は「慰安婦」問題についてどのような交渉を今なすべきか―国際法の視点から考える―
【提案者】
ウスティニア・ドルゴポル(オーストラリア・フリンダース大学国際法准教授)
阿部浩己(日本・神奈川大学教授)
趙時顯(韓国・建国大学法学部教授)
* 各提案内容は、参加者を含め事前にインターネット配信予定
【コーディネーター】 戸塚悦朗(龍谷大学元教授)
【通 訳】 日・韓・英語の逐語通訳
【参加者】 日韓の国会議員、法律家、歴史研究者、市民団体(発言可)
【集 約】 提案者およびコーディネーター4人による提言(日韓両政府宛)を2日目にまとめる(関係者のみ)
●9月23日
橋下市長!日本軍「慰安婦」問題の真実はこれです―被害者ハルモニがやってきて語るhttp://www.jca.apc.org/ianfu_ketsugi/shuukai/20120923.pdf
日時:9月23日(日) 1時開場/1時半開始
場所:大阪市立住まい情報センター 3階ホール
資料代:一般800円/学生400円
主催:日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク
「『慰安婦』の強制連行はない」「証拠があれば、韓国は示して」「河野談話は最悪。見直すべき」「『慰安婦』制度は、当時の時代背景でどうだったかをはっきりすべき」――これは、橋下大阪市長の8/21、8/24の発言です。
日本軍「慰安婦」制度の存在を、日本政府は戦後50年近くも認めませんでした。やむにやまれぬ思いで、1991年、アジアの被害女性たちは「『慰安婦』にされた私がここにいる」と立ちあがりました。
そして1993年、日本政府は調査を行った結果、「河野官房長官談話」を発表したのです。
戦時中、日本軍は侵攻する先々の至る所に、女性たちを連行し兵隊のために公然と「慰安所」を設けました。女性たちは「慰安所」に行くことも伝えられず連れて行かれ、帰りたいと言っても許されず、逃げることもできず、自分の意に反して、戦場で兵隊から繰り返し性暴力を受けました。
これが、日本軍「慰安婦」制度なのです。
「強制連行」は、多くの被害者の証言により、日本の裁判所でもすでに認定されています。しかし、強制であろうとなかろうと、戦時下であろうとなかろうと、このような非人間的な日本軍「慰安婦」制度は許されるものではありません。「アジアや日本の被害女性たち一人ひとりに謝罪し、その加害責任を果たそう」「そして、アジアの人たちと一緒に、平和な歴史を創っていこう」――これが、私たちの願いです。
橋下市長、86歳の金福童ハルモニの言葉を、ぜひ聴いてください。
そして発言を撤回し、金福童ハルモニと被害者全員に謝罪してください。
金福童ハルモニは“歴史の証言者”です。
私たちは、ハルモニの言葉に耳を傾け、心に刻み、 そして歴史をゆがめようとする動きに、 力を合わせて立ち向かいましょう。