業界動向

TDB業界動向から主要業界の天気図を抜粋。快晴から雷雨まで7段階のお天気マークで表現した業界の動向と展望を紹介します。

業界天気図

2012年8月更新

業界 分野 業界天気 2012年度のポイント
2011
年度
2012
年度
銀行 主要行 薄日
曇り
多くの銀行が減益を予想。経済の長期低迷などにより企業業績の先行きが不透明なため、資金需要の回復は未知数。
地方銀行・
第二地方銀行
曇り
小雨
地方銀行64行の経常利益は前年度比8.4%減の見通し。地銀同士の資本提携、経営統合の活発化が見込まれる。
生命保険 曇り
曇り
貯蓄型保険の保険料引き上げで収入減が必至。商品のシンプル化と低価格化が進み、収入は横ばいから悪化とみられる。
損害保険 小雨
曇り
エコカー補助金の復活により引き続き新車の販売が期待できることで自動車保険の伸長が見込まれ、各社増収の見通し。
リース

復興需要の本格化が期待されるが、国内需要の大幅な回復は見込めず。大手は海外展開による収益拡大を図る。
建設 小雨
小雨
復興需要の本格化と民間設備投資のさらなる回復に期待。しかし、労務費の高騰など懸念材料もあり。
プラントエンジニアリング 曇り
曇り
発展途上国での肥料などの大型化学プラントの需要が増大するものの、これに対応するための技術力が今後のポイントに。
住宅 戸建て 小雨
小雨
住宅取得意欲の大幅な改善は期待できない。競合激化も懸念。各社、耐震や省エネを切り口に拡販を図る。
マンション 小雨
小雨
分譲マンション市場は、大きな落ち込みなく推移する見込み。消費税増税法案の可決を受け、供給量の調整が迫られる。
不動産 不動産賃貸
(除く住宅系
賃貸)
小雨
小雨
オフィス空室率は当面高止まりが続く見込み。空室率・賃料の本格的な回復は2012年度後半以降か。
加工食品 調味料製造

消費者の嗜好の多様化や世帯構成の変化などを受け、各社は既存商品の深堀や海外事業の積極化でシェア拡大を図る。
酒類 酒類製造 小雨
曇り
ノンアルコール飲料市場の急拡大が予想される。震災復興支援によって清酒の出荷量も上向きなど好材料に期待。
繊維 繊維製造・
紡績
薄日
薄日
新興国を中心とした海外需要は堅調推移の見通し。各社は積極的な海外事業の展開や収益基盤強化で増益を見込む。
アパレル 衣料品
小売
曇り
薄日
ほとんどの企業が増収増益を見込んでおり競争が激化する予想のもと、商品の開発にも力を入れていくもよう。
紙・パルプ 紙・板紙
製造


販売価格の下落や原燃料価格のさらなる高騰が懸念材料。一部製品では値上げに踏み切っているが浸透するかは不透明。
出版・新聞 出版社・
出版取次
雷雨
雷雨
書籍は比較的堅調だが、雑誌は広告収入が低迷しているうえ、創刊活動も停滞しており、引き続き低調となる見込み。
石油化学製品 石油化学基礎
製品製造
曇り
曇り
自動車や電子材料向けの需要回復が見込まれるが、中国の景気減速や新興国のプラント稼働によるシェア低下が懸念。
石油 石油精製・
元売り
小雨
小雨
国内の燃料油全体の需要減少には歯止めがかかるものの、各種規制への対応も含め、楽観視はできない見通し。
電力・ガス 一般電気事業者・
卸電気事業者
雷雨

4つの地域で計画停電を実施するなど電力量減少は避けられない。原子力発電の安全対策コストも大きな負担に。
医薬品 医薬品製造 曇り
曇り
国内外の需要は堅調。海外企業の買収効果にも期待。ワクチンやバイオ医薬品など成長分野での提携・開発も活発化。
ドラッグストア 薄日
薄日
経営基盤強化のため、グループ再編やM&A続く。新規出店意欲も旺盛。新市場を求めアジア進出の動きも活発化している。
医療・福祉
関連サービス
介護サービス・
有料老人ホーム
晴れ
晴れ
要介護認定者増加で市場拡大は確実。成長分野として参入企業も相次ぐが、先行投資や人件費負担から収益確保が課題。
鉄鋼 高炉 小雨
曇り
粗鋼生産量は1億トンを上回るものの、不安定な欧米景気や円高などの影響によって前年度水準を下回る見通し。
非鉄金属 銅・鉛・亜鉛精錬 曇り
曇り
需要不透明感から生産は前年度並みにとどまり、売上高は低調見込み。ただ、金属価格下落が止まり、損益は改善予想。
産業機械 産業機械製造 曇り
曇り
円高の常態化や海外メーカーとの価格競争など外部環境は厳しい見通し。プラント設備など海外需要取り込みを狙う。
工作機械 工作機械製造 曇り
小雨
世界景気に先行き不透明感が漂うなか、円高の長期化も懸念され、内外需とも減少が懸念される。
建設機械 建設機械製造 晴れ
薄日
需要は引き続き堅調に推移する見込みだが、中韓メーカーとのシェア争いの激化を見据えた対応が必要。
自動車 自動車製造 小雨
晴れ
エコカー補助金による需要拡大で各社生産を前倒し。上半期は活況を呈するも、下半期の反動減が懸念材料。
造船 曇り
小雨
需給ギャップ・船価低迷・円高で厳しい受注環境下、各社コスト削減急ぐ。合併や提携、海外への技術支援などで活路を模索。
家電 家電製造

白物は需要回復で堅調も黒物は好材料乏しい。厳しい環境下、経営体制刷新や資本提携で各社立て直しを図る。
家電小売 小雨
小雨
白物は復調傾向もテレビ販売の不振は続く見込み。縮小に転じた市場で、業界再編による活路模索が進む。
半導体・
電子部品
半導体製造

国内唯一のDRAMメーカーであるエルピーダメモリが倒産するなど市況は悪化。各社生産体制の見直しを急ぐ。
総合商社 晴れ
晴れ
資源権益の獲得や非資源事業の拡大に向けた投資攻勢が続く。三菱商事、住友商事、丸紅の3社は最高益更新を見込む。
百貨店 全国展開型百貨店 小雨
曇り
国内市場の縮小を受けて、海外の現地富裕層や外国人駐在員などをターゲットに新規出店などが進む。
スーパー 総合スーパー 小雨
小雨
商品の低価格化が続くなか、店舗の新設や既存店改装による活性化など魅力的な売場作りに努めて業績向上を図る。
コンビニエンスストア 薄日
薄日
さらなる売上高の拡大を狙い、引き続き国内外で出店競争が激化。食品宅配などの新事業への進出も加速する。
物流・倉庫 トラック輸送 小雨
小雨
荷主企業の業績回復や震災からの反動増にともなう輸送量増加により増収を見込むが、燃料費の高止まりが減益要因に。
旅客輸送 航空 小雨
曇り
震災の反動増で国内・国際線ともに需要が回復。燃料価格高止まりが利益を圧迫。日系LCCの業績への影響は軽微。
電気通信 インターネットサービス 曇り
曇り
価格競争とモバイル化の流れで、各社の業績見通しも厳しい。各社、高付加価値サービスを模索し、収入拡大を目指す。
ソフトウェア ソフトウェア
開発
小雨
曇り
医療、教育、環境を中心とした社会インフラの基盤としての需要も堅く、ソフトウェア投資額は回復へ転じる見込み。
外食 ファーストフード 薄日
薄日
中食や宅配への消費需要の移行にともない、特にファストフード業態で需要獲得を目指す動きが広まる。
居酒屋チェーン・
ビアレストラン
雷雨
雷雨
居酒屋への根本的な需要回復は見込めず、各社はファストフード業態などへの業態転換を行い、売上高維持に努める。
ホテル・旅館 雷雨

宴会や婚礼需要が好調であるほか、訪日外国人も復調がみられ、収入高は震災前の水準まで回復する見込み。
旅行 小雨
曇り
格安航空会社の就航により、海外・国内旅行需要が伸びる可能性が高い。インバウンドも回復傾向に。
広告 広告代理店
曇り
震災で自粛されていたテレビ広告出稿が通常状態に戻りつつあり、ロンドン五輪など大型イベントにも期待が持てる。
ネット広告 薄日
晴れ
引き続き需要は堅調。SNSなど新媒体向けの広告技術の開発も業績を左右する要因になるとみられる。
人材派遣・
職業紹介
人材派遣 小雨
曇り
修正された派遣法改正法成立により、登録型派遣・製造業派遣が禁止される懸念はなくなり、需要の回復が見込まれる。
教育サービス 学習塾・
通信教育・
家庭教師派遣
曇り
薄日
提携やM&Aなど業界再編が進む。大手各社は新たなサービスを提供し、市場の構築を行い需要が拡大する見込み。
放送 地上波放送 小雨
小雨
円高に一定の歯止めがかかり震災の後興需要も見込まれることから、スポット広告の回復が期待される。
玩具・
テレビゲーム
玩具・ゲーム
ソフト製造


海外市場での販売強化で国内市場の不振をカバーする。ソーシャルゲーム関連企業は規制による減収が懸念。

※2012年8月24日(金)発刊の弊社経営情報誌「TDB業界動向2013-I 」では、全100業界231分野を網羅した業界天気図を掲載しています。また、主要企業の業績調査や統計資料をもとに、100業界の2011年度動向および2012年度見通しについて分析しています。

TDB REPORT 117号「TDB業界動向2013-I」(2012年8月24日発刊)



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