'12/9/13
長州藩支えた民兵諸隊を紹介
幕末の長州藩で光市に本営を構えた第二奇兵隊と、同市出身の伊藤博文が参謀を務めた遊撃軍を紹介する企画展が、同市束荷の伊藤公資料館で開かれている。11月25日まで。
第二奇兵隊と遊撃軍は、高杉晋作が組織した奇兵隊と同様に幕末の藩内で相次いで発足した民兵諸隊の一つ。第二奇兵隊は1866年の四境戦争(第二次長州戦争)でいったん幕府側に占領された周防大島の奪還に力を尽くした。
企画展では同隊が使用した背負い式の陣太鼓と隊旗、隊士の手紙3点を紹介。遊撃軍の弾薬箱や火薬器のほか、高杉から贈られた詩書など26点も展示している。
【写真説明】第二奇兵隊の陣太鼓や隊旗に見入る来館者