シンポジウム:無免許事故考える 亀岡暴走の遺族ら思い語る−−8日、大阪・北区 /京都
毎日新聞 2012年09月06日 地方版
交通事故被害者の支援活動をしている「交通事故被害者家族ネットワーク」(東京都中央区)は8日午後1時半から、大阪市北区の梅田スカイビルでシンポジウム「『無免許事故』について考える」を開く。亀岡市で4月に起きた無免許運転の少年(18)による集団登校事故で亡くなった松村幸姫(ゆきひ)さん(当時26歳)の父中江美則さん(49)と兄龍生さん(28)も参加し、事故への思いや、法改正に向けた取り組みなどについて話す。
シンポジウムでは、名古屋市の無免許飲酒ひき逃げ事故で長男を亡くした真野哲さん(51)夫妻も登壇。今月4日に滝実法相が無謀な運転の刑罰について「準危険運転罪」新設など法整備の実施を発表したことを受け、遺族らの思いや今後に向けての見通しなどについても話し合う予定。
また大西久男・大阪府立大准教授による「脳外傷後の社会的行動障害と家族の負担」と題した特別講演や交通事故に詳しい弁護士による無料法律相談会(人身事故の相談に限る)もある。
入場無料。定員180人。前日までに予約が必要。問い合わせは同ネットワークの上田育生・業務執行理事(080・3154・2748)。【花澤茂人】