14歳の少女雇い性行為強要、4人を逮捕・起訴

モーテルの地下に風俗店開設、7人を雇用
全裸でみだらな「ショー」を強要、2人は昼には学校へ

 風俗店で14歳の少女をホステスとして雇い、性行為までさせたとして、ソウル中央地検女性・児童犯罪捜査部(安美英〈アン・ミヨン〉部長)は10日、J容疑者(45)ら4人を逮捕・起訴するとともに、ウェイターのA容疑者(27)ら2人を在宅起訴した。

 J容疑者らは今年6月から、ソウル市中浪区のモーテルの地下に、3部屋からなる無許可の風俗店(広さ132平方メートル)を開設し、14-17歳の少女7人に対し、1日6-7時間ずつ、客の前でみだらなショーや性行為をさせた、と検察は説明した。

(1)10代の少女を前面に出し金をもうける「女郎屋」

 検察によると、J容疑者は1997年から2005年にかけ、未成年者を雇ってルームサロン(高級個室バー)を運営したとして、4回摘発され、実刑判決を受けたこともある。また、同業者のO容疑者(33)=逮捕・起訴=も、02年と昨年に同じ容疑で処罰を受けており、ウェイターのB容疑者(30)=逮捕=ら3人も同じ前科があった。未成年者だけを雇用する「女郎屋」というわけだ。

 J容疑者らがこのような商売を長く続けられたのは、処罰が甘かったためだ。「児童・青少年の性の保護に関する法律」が改正され、未成年者を雇って売春をさせた場合「7年以上の懲役刑に処する」と定められたのは2010年のことだ。

 J容疑者は検察の調べに対し「成人は日当を少しでも安くすると、ほかの店に移ってしまうが、少女たちは言うことをよく聞くため、管理しやすかった」と供述しているという。

韓慶珍(ハン・ギョンジン)記者
前のページ 1 | 2 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連フォト
関連ニュース