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新フルワクチン54万人分 瓶で保管へ9月13日 11時46分
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毒性や感染力が非常に強い新型インフルエンザの発生に備え、流行が拡大する前に、患者の治療に当たる医療従事者などにワクチンをすぐに接種できるよう、厚生労働省は、タンクに備蓄しているワクチンのうち54万人分について、瓶詰めの状態にして保管することになりました。
毒性や感染力が非常に強い新型インフルエンザの流行に備えて、政府は海外で人への感染が問題になっている「H5N1型」の鳥インフルエンザウイルスを基に、流行が拡大する前に接種するワクチンを1000万人分備蓄しています。しかし、このワクチンはタンクで保管されていて、接種できる状態にするまでに2か月程度かかるということです。
このため、厚生労働省は、新型インフルエンザが流行するおそれが高まった際、すぐに使えるよう、およそ54万人分について、来年3月までに免疫を高める添加物を加えて瓶詰めの状態で保管することになりました。
すぐ使えるようにしたワクチンの接種対象は、患者の治療に当たる医療関係者などで、厚生労働省は、今後、具体的な職種や優先順位などについて年内にも決めることにしています。
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