東京都の食品監視課や消費者センターへ問い合わせたところ「コピー食品は原料の値段も上がってきて、今はそれほど伸びていないのじゃないかと思いますが」と言われました。
ところが実際は、新たなコピー食品の出現と、粗悪品のイメージ防止のためかある程度、市販値を高めにつけられたコピー食品がコンビニ、スーパーなどで幅を利かせています。また外食産業では安い業務用のコピー食品の需要が伸び、今や推定500億円以上にのぼる産業になっています。
安くて手軽なコピー食品や加工食品で食事をすませる家庭が多くなっています。本物の味を一応知っている世代はまだいいのです。いつもコピー食品や加工食品を食べている子どもたちは、その味になじんで育ちます。化学調味料入りの食品でないと、おいしいと感じられない子どもが驚くほど増えているのは、その結果でしょう。こうして本物の味を知らない世代は、ニセモノの味に慣らされ、数々の添加物を少しずつ体に蓄えていきます。
本物の味、香り、色などのおいしさを、ぜひ子どもたちに伝えたいもの。
ごまかし、ニセモノ食品にこれ以上だまされないで!