尖閣諸島の国有化の影響を受け、今週末から上海で開催される観光イベントで中国側が、大阪市の出展中止を決めました。
15日に開幕する「上海観光祭」は、のべ800万人が訪れ、開幕パレードはテレビ中継もされる中国最大級の観光イベントです。上海市と姉妹都市である大阪市は、去年からパレードカーを出展し、今年も「水の都」と「食い倒れの町」をPRするため、制作費380万円をかけて天神祭りの提灯やふぐの刺身などの模型を飾り付けた車を用意していました。しかし、きのう上海市は、尖閣諸島の国有化による日中関係の悪化を理由に、大阪市の参加を認めないと発表しました。橋下市長は、「民主主義の成熟性の違いじゃないでしょうか。日本国民は冷静ですよ。中国はそこまで民主主義が成熟してない。しょうがないですよ」と述べました。さらに橋下市長は、大阪で行う中国関係のイベントは、予定通り実施する考えを示しました。
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