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2012年9月12日(水) 19:14 |
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美作市 廃不法投棄で現場検証
美作市の山中で大量の産業廃棄物が不法投棄されているのが見つかり、12日、警察などによる現場検証が行われました。
不法投棄したとみられる業者は、「金を浮かせるためにやった」と話していて、警察は刑事事件として立件する方針です。 不法投棄されていたのは、コンクリート片や木片などの建設廃材です。 12日、警察と美作県民局が廃棄物の種類などを調べ、どこから出たものか特定するために現場検証を行いました。 廃棄物が見つかったのは、美作市作東町南海地区の山中にあります。 先月中旬、美作県民局に「不法焼却と不法投棄が行われている」と通報があり、県民局の職員が確認しました。 約500平方メートルの土地に、少なくとも9トンの廃棄物があると見られます。 不法投棄されているのは私有地で、土地の所有者は「知らなかった」と話しています。 現場は地域住民の目にもつかない谷底です。 警察は、不法投棄をしたと見られる美作市内の解体業者を特定し、事情を聞いています。 解体業者の経営者は土地の所有者とは別で、この土地で数十年前まで農業を行っていた人物とみられています。 捜査関係者によりますと、不法投棄について、この経営者は「金を浮かせるためにやった」と話しているということです。 警察は、容疑がかたまり次第、廃棄物処理法違反で摘発する方針で、美作県民局も行政処分を行うことにしています。
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