広島市議会は12日、都市活力向上対策特別委員会を開いた。旧市民球場跡地（中区、７ヘクタール）の活用策について、市は10月下旬から11月上旬に、市の跡地委員会が絞り込んだ３案に基づくイメージ図を公表する見通しを明らかにした。

　球場跡地にふさわしい機能の候補となった３案は、「文化芸術」「緑地広場」「スポーツ複合型」。委員から「現時点で具体的なイメージを持てる人がどれだけいるか。早く図を出すべきだ」などと注文が出た。

　市都市機能調整部は公表時期について「10月下旬から11月上旬を目指して努力している」と説明した。

　延期されている球場跡地西側の広島商工会議所ビルの移転について活用策とセットで議論するのか、市の考えをただす声もあった。同部は「３案の実現可能性を検証し、しかるべき時期に議論する」との認識を示した。