大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)は12日、大阪市内で政治資金パーティーを開き、橋下氏が国政政党「日本維新の会」結党を正式に宣言した。次期衆院選に向けて350人程度の擁立を目指し、候補者の公募も週内に開始する。設立時期は、新党に合流する衆参国会議員7人の離党時期を踏まえ、今月下旬以降になる見通し。
パーティーで橋下氏は「我々大阪維新の会は国政政党をつくることに決めた」と、大阪市内に本部を置く日本維新の会結成を宣言。「これから日本の大戦(おおいくさ)が始まる。今日そのスタートを切る」と、次期衆院選に向けた候補者擁立などの準備を本格化するとした。
橋下氏は、新党に参加するため11日に離党届を出した民主党の松野頼久元官房副長官(衆院熊本1区)、自民党の松浪健太衆院議員(比例近畿)ら衆参国会議員7人を紹介。次期衆院選での擁立を検討している前横浜市長の中田宏氏らのほか、維新の会との連携を模索する河村たかし名古屋市長や大村秀章愛知県知事も参加した。