NHK三重県のニュース　津放送局

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Ｊアラート 三重でもトラブル

自然災害や有事の際、国からの情報を国民に伝える「Ｊアラート」の試験が１２日、全国の自治体が参加して行われ、三重県の自治体では、誤った情報が流れるなど５つの自治体でトラブルが相次ぎました。
Ｊアラート、全国瞬時警報システムは、自然災害や有事の際に国が衛星回線を通じて情報を発信し、各自治体の防災行政無線などで住民に伝えます。
１２日の全国一斉の訓練で訓練に参加し三重県内では、すべての自治体で国から情報を受信することはできたものの、５つの自治体で放送をめぐってトラブルが相次ぎました。
このうち鳥羽市では、午前１０時と３０分後の２回にわたって国から受信した情報を防災行政無線で流す訓練を行いました。
鳥羽市によりますと、本来は「こちらは、ぼうさい鳥羽市です」という内容のはずが「こちらは新宿区防災センターです」という放送が流れました。
鳥羽市防災危機管理室の井上裕一室長は「Ｊアラートを正常に受信できましたが、放送内容に一部不具合があり今後検証します」と話していました。鳥羽市は「南海トラフ」付近で起きる巨大地震の津波の想定が三重県で最も高い２７ｍと示されているだけに、防災行政無線を聞いた住民は「訓練であっても放送内容をすぐに訂正すべきだと思う」などと話していました。三重県によりますと、熊野市や伊賀市、それに紀北町と明和町では、全域や一部の防災行政無線での放送が流れなかったということです。

09月12日　19時33分

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