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被災病院 138が廃止や休業
9月12日 4時18分

被災病院 138が廃止や休業
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東日本大震災で被災した医療機関のうち、震災から1年半がたっても診療を再開できなかったりすでに廃止したりした病院や診療所が、被害の大きかった岩手、宮城、福島の3県で138か所に上り、地域医療の再生に時間がかかっていることが分かりました。

厚生労働省によりますと、震災直後、岩手、宮城、福島の3県では、およそ1500か所の医療機関が建物に被害を受け、このうち600を超える医療機関で診療できない状態になりました。
3つの県によりますと、震災から1年半がたっても休止している医療機関は82か所、廃止した医療機関は56か所で、合わせて138か所に上ることが分かりました。
県別では、▽福島県が69か所、▽宮城県が54か所、▽岩手県が15か所となっています。
診療を再開した病院でも、震災による建物の被害が修復できていなかったり、医師や看護師が不足したりしていることから、今も入院患者の受け入れを制限しているところもあるということです。
厚生労働省は、それぞれの県を通じて、被災した病院に対して建て替えや医療機器の購入費用を助成するなどして、医療機関の復旧に向けた支援を続けることにしています。

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