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がれき処理 4分の1まで終了
9月7日 14時38分

がれき処理 4分の1まで終了
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東日本大震災からまもなく1年半がたちますが、震災で発生したがれきについて、焼却や埋め立てで全体の4分の1の処理が済んだことが分かり、環境省は、不燃物の再利用などを進め、さらに処理を加速させたいとしています。

被災地の沿岸部で発生したがれきの量は、環境省の推計で、岩手県、宮城県、福島県の3つの県の沿岸部で合わせて1802万トンに上り、政府は平成26年3月末までにすべての処理を、岩手と宮城については来年の3月末までに全体のおよそ60%の処理を終えるとする目標を定めています。
その進捗(しんちょく)状況について、細野環境大臣は7日の記者会見で、焼却や埋め立て、それに再利用によって処理が終わったがれきは、先月末までに3つの県合わせて442万トンで、全体のおよそ4分の1となる24.5%まで進んだことを明らかにしました。
環境省によりますと、先月には、山形や茨城で、新たに本格的ながれきの受け入れが始まるなど広域処理の動きは広がっている一方で、不燃物を復興工事の資材として利用する取り組みが、あまり進んでいないということです。
細野大臣は「目標達成のためには、全国的な応援をいただいて、1日も早い復興を実現したい」と話しました。
環境省は、広域処理の拡大や不燃物の再利用などを進め、さらに処理を加速させたいとしています。

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