勝つだけで良い男。 | たかこmama

勝つだけで良い男。

2012年2月25日 いよいよ、
小1娘もトランプを楽しめるほどに成長してくれました。

まともにババヌキが出来ます。
敵からもカードがすんごくよく見えることもあるけれども、
一生懸命に重複したカードを探しては、
場に嬉しそうに捨てて、
自分のカードを管理して、
もう親と同じレベルで楽しんでいます。

こうなると、余計に夜が長い。


しかし、まだ弟の年少君は一人ではカードの管理はできません。
数字も覚える気持ちはほぼゼロ。
日頃から熱心に教育拒否をしている御陰で、
みんなと同じレベルでは楽しめないでいます。

でも、
「僕は小さいから(一人でできないのは仕方ない)」
と、全然困っていません。
こういう方がいらっしゃると、
必然的に “組み” が必要になります。
なので、大体は
「(僕が愛している♥)母ちゃんと組む!」
と言って、母と息子で一つの組になります。


最近、お姉ちゃんが運を味方につけ、
連勝しています。
もう、親の出涸らしのような運では太刀打ちできない圧勝ぶりです。

そうなると、いくら母を愛していても、
勝つために生きる男、年少君には組んでいることに意味がないようで、
「僕は勝てる人と組みたい」
と、他力本願の極みを言います。

「じゃ、お姉ちゃんと組になりな」
と示唆したら、
それまで広げ眺めていた仮面ライダー図鑑をたたみ、
photo(1).jpg
と、いとも簡単に
腰を低くして「どうもどうも〜」なポーズで

「よろしくおねがいしま〜す」

なんぞといいながら、
トランプの輪の中央を横断していきました。
母に別れの挨拶もないままに。


うわ〜、こんな腰を低めて挨拶しながら歩くなんて、
どこで覚えたんだ???


更に、お姉ちゃんの背後にあったソファベッドの上で
また仮面ライダー図鑑を広げ、
photo(2).jpg
「なんかやれることあったらいってください、やりますんで〜」
と、ボソッと言っているのですよ。
「社会人かよ!」
と突っ込みたくなる!!

ここまでよくわからない立ち位置でありながらも、
勝ったときの喜び様は異常なまでです。
絵にも描き表せられないほどの喜びようです。

「やったー! 勝った! 勝った! 

たち

勝ったー!!!」

実力で勝利を手にしたお姉ちゃんよりも
年少君の喜び方は激しく、
わざわざソファベッドから輪の中央へ降りてきて、
ガッツポーズを決めたりする興奮様。
そしてまたカードを親がまとめて配り出すと、
一気にクールダウンし、
ソファベッドへ戻り、
また仮面ライダー図鑑に読み耽るのです。

きっとこのようなとき、

「 俺は何もしなくても勝てる!! 」

と、
間違った経験値を積んでしまっているのでしょうね…


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