TechCrunch Disruptでのマーク・ザッカーバーグの発言が話題になっています。
HTML5でモバイルアプリを作ったのは「最大の戦略ミス」だった
TC Disruptに登壇したマーク・ザッカーバーグは、HTML5でモバイルアプリを作ったことについて「最大の戦略ミスだった(”The biggest strategic mistake we’ve ever made”)」と語りました。
Facebookは「Faceweb」というモバイルプラットフォームを6〜8ヶ月間掛けて作っていたそうですが、その結果が、あの重くてよく落ちるアプリだったとのこと。
結局、開発に2年掛けたプロダクトは捨て、フルスクラッチで書き直し、今のサクサク動くiPhoneアプリに進化しました。Android版も現在制作中だそうです。
長い目で見ればHTML5が市場を席巻すると思われますが、Facebookは賭けに出るのが少し早すぎたのかもしれません。HTML5アプリが主流になるには、HTML5自体の進化と、端末スペックの上昇が欠かせないと思われます。
HTML5ベースでも、驚くほどよくできたアプリもいくつか登場しています。特に単機能の天気予報アプリ「Sun」はIT関係の人間なら触っておくべきユーザー体験です。
天気予報アプリ「Sun」に見る、HTML5・モバイル・ウェブアプリの可能性
HTML5の動向には引き続き注目です。日本でも関連本がいくつか出ています。