リビア:短編映画がムハンマド侮辱…米領事館員襲われ死亡
毎日新聞 2012年09月12日 11時19分(最終更新 09月12日 15時23分)
カイロの米大使館前には「サラフィスト」と呼ばれるイスラム厳格派を中心に約2000人が集まり、一部は大使館を囲むコンクリート壁によじ登り、敷地内に侵入した。参加者は「預言者の侮辱をやめろ」などと書いた横断幕を掲げ、「世界にはまだ数十万人の(国際テロ組織アルカイダの元最高指導者で米軍に殺害された)ウサマ・ビンラディンがいるぞ」などと反米スローガンを叫んだ。
エジプトではムバラク政権崩壊後、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身のモルシ氏が大統領に選出されている。
05年にはデンマーク紙が預言者ムハンマドを「テロリスト」扱いする風刺画を掲載し、イスラム社会に激しい抗議が巻き起こった。