iPhoneアプリで読む情報マガジン「トリセツ」にみる、「アプリ中心のメディア立ち上げ」

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2012/09/12


ジェネシックスから面白いアプリが出ていますね。メディア関係の方はこのアプローチはチェックしておいた方がよさそう。


iPhone初心者向けの情報マガジン

「トリセツ」は、iPhone初心者をターゲットにした解説&流行アプリ情報を提供するオンラインメディア。

立ち上げると新着記事がリストアップされており、

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各記事を読むことができます。

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オンライン版もありますが、現時点では簡素な感じ。iPhoneで読むことが前提となっているのでしょう。

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公式ブログによれば、

分かりやすく言うと『iPhoneの基本的な情報やノウハウなどがまとまったムック本のような情報を完全無料のアプリで提供』するイメージです。

さらにそれらの情報は常にアップデートされ、日々最新のアプリレビュー記事やiPhone関連のニュースが更新されていくといったコンセプト。あくまでアプリが中心のメディアサービスという位置づけです。

新メディアアプリ「iPhone初心者のための解説&流行アプリ情報ートリセツー」をリリースしました。

という狙いがあるようです。


「アプリ中心」のメディア立ち上げ

アプリ中心でメディアを立ち上げる、というのは新しいアプローチです。RSSやメールマガジンだと購読者を増やすのが大変ですし、App Storeの力学を使うのは賢いですね。

気になるのは、アプリの導線でユーザーがコンテンツに接触してくれるのかどうか。アプリを立ち上げさせるのはそう簡単ではありません。優れたコンテンツ、優れた編集、優れたブランディングが求められるでしょう。

「起動されなくなったらそれで終わり」というのはアプリ中心のメディア展開の欠点といえそうです(プッシュ通知を使う手もありますが、嫌がられてしまいそうです)。


また、マネタイズの面も気になります。アプリ内の広告はクリックされないですし、モバイル広告は単価も低いです。単体でビジネスにしようとするのなら、自社広告枠を売る、より収益性の高いウェブ版に流す、アフィリエイト頑張る、などの努力が求められるでしょう。


格安タブレットが普及すれば、「アプリ中心」でメディアを立ち上げるメリットは高まっていくでしょう。ユーザーに「閲覧するために専用アプリを起動する」というハードルを越えてもらえるようなら、かなり戦略としてはありだと思います。


こうしたアプローチがうまくいくのかどうか、「トリセツ」の動向に注目していきたいと思います。ぜひ皆さんもダウンロードして「閲覧するために専用アプリを起動するかどうか」を体験してみてください。